体験詳細トップ
wabunka-experienceロゴ
京都|河原町御池
お気に入り登録マーク

京都の非公開施設で行う香道三品大枝流家元による「お香の会」−京都市指定名勝の庭園を望む特別席−

体験詳細サブメイン
イメージ拡大マーク
体験詳細サブ1
体験詳細サブ2
体験詳細サブ3

7 +
もっと見る

体験の概要

華道・茶道と並び、日本の伝統芸道のひとつとして継承されてきた香道。一般の方はあまり参加する機会のない、香道三品大枝流(みしなおおえりゅう)の「お香の会」を特別に体験します。場所はこれまでほぼ非公開とされてきた京都の寺院・廣誠院が所有する「食堂ICHIFUNE(じきどういちふね)」の特設カウンター。香道三品大枝流の家元は、第十二代景行天皇の末裔である三品流昭氏。お家元が本体験のためだけに東北から京都を訪れ、魅力あふれる香道の世界へといざないます。

体験の特徴

・香道三品大枝流家元・三品流昭氏が直接手ほどきをする、1名から開催の贅沢な香道体験。
・一般利用としては初公開となる「食堂ICHIFUNE」の庭園を臨むカウンターを貸し切って行います。
・作庭の天才・伊集院兼常が遺した廣誠院の名園をプライベート鑑賞できるOtonami限定プラン。

※こちらのプランもおすすめです。
京都で香道三品大枝流の香道体験 −作庭の天才・伊集院兼常ゆかりの名園を望む特別席を限定公開−

25,000円〜
(名/税込)

1〜8名

約150分

開催日を確認

詳しい内容

伊集院兼常が遺した廣誠院庭園で雅な香りと時間を楽しむ

高瀬川の起点となる一之船入の南側、「ホテルオークラ京都」に隣接する廣誠院。明治の頃、旧薩摩藩士・伊集院兼常(1836-1909)によって屋敷として建てられました。ホテルオークラ京都は、かつて兼常の敷地の一部でした。伊集院家は紀貫之に姓の起源があるといわれており、薩摩藩では営繕関係の仕事を手がけていました。のちに屋敷は住友家の初代総理事・廣瀬宰平の息子である満正(1860-1928)の手に渡り、1952(昭和27)年からは臨済宗の寺院としてひっそりと守り受け継がれてきました。

建物と水流が融和する近代造園の草分け的な庭園として京都市指定名勝となっている

明治維新後、実業家として活躍し、宮家の御殿や鹿鳴館などの建築に携わっていた兼常。特に庭園には強くこだわり、随所に工夫が凝らされています。高瀬川の水を庭に取り込み、再び高瀬川へと戻す庭園の構成は、兼常の指示のもと築造されたもの。彼の庭園に対する造詣は深く、京都の「無鄰菴(むりんあん)」の作庭を指示した山縣有朋(1838-1922)や明治の代表的庭師・小川治兵衛(1860-1933)なども、兼常から多くのことを学んだと述懐しています。

廣誠院を創立した廣瀬うたの住まいを改築した「食堂ICHIFUNE」

水流との見事な調和とともに、園池の中央に架かる花崗岩製の長い橋は、いくつもの矢跡が刻まれていて個性的京都市指定名勝の庭園は通常非公開ですが、プランの最初にご説明と拝観時間が設けられています。

名園を臨むカウンターを貸し切って行う、香道三品大枝流「お香の会」

庭園鑑賞後、初の一般利用となる「食堂ICHIFUNE(じきどういちふね)」を貸し切り、カウンターで香道体験を行います。大きく開放的な窓からは美しい名庭を眺めることができ、庭の緑に癒されます。庭側の外壁と室内の青い壁は、日本を代表する左官職人・久住有生氏が手がけたもの。室内の壁の絵は、世界的に注目されるアーティスト・名和晃平氏の作品です。

まるで庭の中にいるかのようにくつろげる、食堂ICHIFUNE内のカウンター席

本プランで開催される「お香の会」は、香道三品大枝流(みしなおおえりゅう)の家元・三品流昭氏によりOtonami限定で開催される特別企画。香道三品大枝流は、香道家であり、煎茶や華道にも明るい文人として名を馳せた大枝流芳を源流とする流派です。

三十六歌仙の名前が書かれたくじ

お香の会は、「神様をお招きして遊ぶ」という考えのもとに行われます。そのため、はじめにお清めの鐘を鳴らします。神様の前では肩書きも立場もなく全員が平等であるため、自分の苗字は一旦忘れて香席における名前を設定。香席の名前は、番号と三十六歌仙の名前が書かれたくじを引き、三十六歌仙の名前と自分の名前を組み合わせてつくります。座席順はくじの番号で決まります。

香道三品大枝流家元・三品流昭氏から学ぶ本格的な香道体験

天皇家の一族の流れを組む三品流昭氏は、昭和・戦後に御家流の復興に尽力した三條西尭山(三條西公正 / さんじょうにしきんおさ)氏のもとで香道を学びました。「香道を入り口に文化の特徴や原理をよく知り、やり方は自由に、表現は雅に上品に、より洗練されたものを目指して」という理念のもと、現代社会にこそ雅な時間を取り入れ、日々を美しくすることを大切にしています。限られた人々の間で継承されてきた雅な文化に気軽に参加してほしいという家元の想いから、今回の特別なプランが実現しました。お香は京都を原点とする文化であることから、京都での体験を行いたいと、現在の住まいがある東北からはるばる出向くことになったのです。

香道という雅な文化を気軽に体験

一つひとつの道具を並べて準備するところから、家元がお香をたく所作を目の前で拝見できる貴重な機会です。はじめに家元が、その日のテーマについてご説明。「時雨」や「雪」など季節を細かく分けて表現した二十四節気にもとづいて設定され、それぞれのテーマに合った和歌も教えていただけます。また、季節やテーマに合わせて準備されたお軸や室礼のお話もうかがいます。

試盤や長盆など多種にわたり発展してきた香道の道具たち

香りを聞き分ける聞香に挑戦

香りを当てる「本香」の前に、「試し香」として3種類の香木の香炉が用意されます。3つの香りはその日のテーマによって組まれています。香炉をひとつずつ回し、自分の順番が回ってきたら静かに香りを聞いて記憶に留めます。

家元が準備を始めると、ほのかに香木のよい香りが立ち上る

3つの香りを一つひとつ記憶に焼きつけたら、いよいよ本香です。4つ目に回ってきた香りを聞き、先ほどの3つの中から同じだと思う香りを考えます。本香の目的は当てることではなく、香りを通して遊ぶ優雅な時間を楽しむこと。香木は種類が同じでも切った場所で微妙に香りが違うので、当てることは素人にはなかなか難しいとか。気楽な気持ちで本香を楽しみましょう。

香りからイメージをふくらませ、自分の中で言語化することが香りを覚えておくコツ

和歌を詠み、香りを楽しむことを共有

聞いた香りを発表する際の方法も雅です。3つの香りそれぞれに設定された言葉があり、これぞと思った香りの言葉を使って和歌を詠みます。三十六歌仙になった気分で考えるのは楽しいもの。和歌を作るのが難しい場合は、割り当てられた言葉を書くだけでも大丈夫です。そして最後に答え合わせをします。香りを当ててもっとも得点の高かった方には、香記(香席の議事録)が渡されます。

和歌には香りに設定された言葉と自分のイメージを取り入れて

お香の会が終わったら、点て出しのお抹茶と季節のお菓子でひと息を。お茶は、京都・宇治にて6代続く茶農家によるお茶屋「山本甚次郎」のもの。約400年続く伝統的な栽培方法「本簀(ほんず)」で栽培し、手摘みのみで収穫、日本最古の堀井式碾茶乾燥炉で製茶した単一品種の味わいを楽しめます。苦味が少なく、旨味が強いのが特徴です。

近年では珍しい、単一茶園・単一品種でノンブレンドのお茶

一緒に参加した方と香りの感想を交わしたり、和歌の感想を伝えあったりしながら、御香の会の余韻を味わうひととき。終了後は庭園を自由に拝観するのもおすすめです。

庭園の木々の緑に癒される

香木から漂う自然の香りに向き合い想像力を働かせる時間は、とても新鮮なもの。家元が大切にしているのは、そのひとときを“楽しい”と感じること。非日常の空間でゆったりとした時間の流れを感じ、リフレッシュしてもらいたいと願っているそうです。香道三品大枝流のお香の会を通して、香道の世界へ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。


事業者画像

提供
食堂ICHIFUNE(じきどういちふね)

廣誠院敷地にある一般初公開の施設。庭側の外壁と室内の青い壁は日本を代表する左官職人・久住有生氏が手がけ、室内の壁の絵は世界的に注目されるアーティスト・名和晃平氏によって描かれたもの。伊集院兼常によってつくられた名庭を望むカウンターは特等席。

事業者画像2

提供
香道三品大枝流(みしなおおえりゅう)

風雅な香りと雰囲気を楽しむ貴族や公家の流派として広く知られる流派。家元・三品流昭氏は香道歴40年以上。約25年御家流を学び、2000(平成12)年に御家流大枝流の家元となる。「香道を入り口に文化の特徴や原理をよく知り、やり方は自由に、表現は雅に上品に、より洗練されたものを目指して」というコンセプトのもと、香道の発展や日本文化の継承に尽力している。

開催日を確認

お客様の声

お客様の声の写真

作法を知らないと香道の会には参加できないと思っていましたが、この体験は一から教えてもらえて、先生も気さくな方で気兼ねなく参加できました。香りを聞いて当てるのは難しかったですが、和歌をつくったり、暦のテーマについて教えていただいたり、日本の伝統文化に触れられた実感がありました。お庭もとても美しく最高でした。

奈良県 40代 女性

開催場所

食堂ICHIFUNE


〒604-0924 京都府京都市中京区一之船入町538-1
・京都市営地下鉄東西線 京都市役所前駅より徒歩約5分
・京阪電気鉄道 三条駅より徒歩約10分

予約について

催行決定日よりご希望の日付を選択してください

催行日時│不定期開催(月2回)13:00~15:30

※日により開始時間が異なる場合があります。詳しくは催行決定日の日付をクリックして、開始時間をご確認ください。

現在ご予約が可能な催行日がございません。

即時予約

リクエスト予約

残数僅か

受付終了

開催なし

〇即時予約は、Otonamiサイト上で予約が完了した時点で予約が確定します。
□リクエスト予約は、お客様のリクエストに沿って空き状況を確認、後日予約の受付可否をご連絡します。


料金

25,000円(名/税込)
料金に含まれるもの 体験料、講習料、材料費、施設利用料、見学料・拝観料、お茶・お菓子



催行人数

1回8名限定
※1名からご予約いただけます


体験の流れ

1.食堂ICHIFUNE(廣誠院敷地内)に集合
2.京都市指定名勝の庭園をご案内(約15分)
3.香道三品大枝流家元による「お香の会」を体験(約120分)
4.庭園を自由拝観(15分)

※上記の流れは目安です。当日の状況によって変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


キャンセルポリシー

開催168時間前を過ぎてのキャンセル:ご予約料金の100%


お持ち物

特にございません。


服装

・香水など香りをつけてのご来場はご遠慮ください。
・体験中は装飾品(指輪、イヤリング、ネックレスなど)を外していただきます。


お支払方法

クレジットカードでの事前決済となります。


参加条件

5歳以上
※お子さまがご参加される場合、保護者同伴で参加できます。同伴者の方も1名様分の料金を申し受けます。


予約期限

開催日の7日前まで。


特記・免責事項

・やむを得ない事由により中止になる場合がありますのでご了承ください。
・食堂ICHIFUNE内または食堂ICHIFUNE敷地内から庭園を撮影することは可能ですが、京都市指定名勝である庭園内での撮影はできません。
・庭園内の一部は、植物や景観の保護のためお入りいただけないエリアがあります。
・体験中にお貸し出しした道具を破損された場合は、道具代を申し受けます。
・円滑な進行の妨げや他の参加者への迷惑となる行為はご遠慮ください。

よくあるご質問

1台分のご用意がございますので、ご希望の場合は事前にお問い合わせください。
※ご利用いただけない場合もございますのでご了承ください。

開催日を確認

Japan Floral Planning(食堂ICHIFUNE)
で提供している他の体験

おすすめの記事

Recommended Articles